top | contact | shop info
open: AM11:00〜PM 9:00 Tel:o3-3599-o6o1
休館日は、不定期となっておりますのでこちらをご覧ください。
 お台場のトヨタ パレットタウン メガウェブ ヒストリーガレージ 1Fにある「ミニカーショップ・グリース」





Column
私のおもちゃ箱から

第10回:1934年の未来の車/「ロケット」(マノイル・1/40)


アメリカ・ペンシルバニア・10月。ゆったりとした塀の無い家々の玄関にはハロウィンの飾り付けが見られる。 ニューヨークのダウンタウンから緑豊かな風景の中をクルマで2〜3時間走るとチョコレート菓子で有名な、 その名も『ハーシー』の町がある。ここでは毎年10月、東海岸最大の「オート・ジャンブル」が開催されている。それは駐車場や牧草地に繰り広げられる「クラシックカーの一大祭典」である。それこそT型フォードのボデーからさびた部品の数々、もちろんピカピカにレストアされた車も出品されている。自動車好きにはいつまでいても飽きないイベントであることは間違いない。機会があれば、ぜひ一度訪れることをお奨めする。・・・しかし、雨が降ると足場がわるいので長靴が必需品かも・・・。
今回のモデルはそのイベント会場で購入した、アメリカ・マノイル社製ダイキャストモデルである。マノイル社は1934年からモデルカーを作り始め、10数種類のモデルカーを生み出し、戦後はミリタリー・フィギュアのメーカーとして、多くの製品を生み出している。このモデルはティアドロップの形状が特徴の『ロケット』と呼ばれるもの。実車を模したものではなく、1934年・日本ではタバコ「ピース」のデザインで有名なアメリカの工業デザイナー・『レイモンド・ロウィー』が発表した、「自動車の発展」という論文に掲載されたイラストレーションに基ずいているものだと考えられる。後の時代のテールフィンやワンボックスカーの出現を予言したようなアイデアであった。あるブースでこれを見たときに、どこかでそのイラストを見た記憶が蘇り、塗装は完全ではなかったものの、 ぜひ買わねば・・・と購入したのだった。モデルの構成はいたってシンプルなワンピース・ボデーが単色でカラーリングされている。2本の車軸に四つ車輪がつき、イラストに忠実なモデルとなっている。1945〜46年頃に作られたということ。サイズは全長16cm。


個人情報について | 会社情報 | お問い合わせ | アクセス | サイトマップ
Copyright(C) 2016 Hokuto International LTD. All Rights Reserved.