第15回:ダグラス
DC-4 (JULX ・HERPA 1/500)
日本航空が経営上のダッチロール状態に陥って先の見えにくい展開になっている今日このごろ。
わたしの手元に一枚の写真がある。4月の陽を浴びてまぶしそうなわたしのバックには、日本航空の『ダグラスDC-4』が・・・。場所は羽田空港。今は亡き、写真好きの父のストックの中からこの写真を見つけたときには、大変懐かしい思いがしたものだ。この写真は父の自転車の荷台に乗って、対岸の羽田空港まで行って撮ったとかすかな記憶が残っている。今思うと実にのどかな時代で、こんなに飛行機の近くまで入っていくことが出来たなんて・・・。日本航空の『DC-4』は、1951年ノースウエスト航空に委託運行する形で、戦後初めて運用した旅客機のうちの1機で、その後6機の機体を1965年まで使用した。全て中古の機体なのに信頼性は高かったが、与圧機能も持たず、その後の「DC-6」の国内線転用に伴い退役していった。『DC-4』は名機と呼ばれた「DC-3」の後継機として1942年に登場。戦争中は軍用輸送機「C-54スカイマスター」の名で1,000機以上が活躍していた。
今回紹介するモデルは、昨年(2009年)JALUXから再発売された、ヘルパ製の1/500スケール。
数年前に「JAL永遠の翼シリーズ」として発売されたが、わたしは買い逃してしまい、いろいろと探しまわったが手に入れることができなかったが、昨年念願が叶ってようやく手に入れることが出来た。しかし残念なのが、パッケージには『ボーイングDC-4』となっている。近年ダグラスがボーイングに買収されてしまったとはいえ、”それはないでしょう・・・”という思いが今でもつきまとっている。
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