第53回:CITROEN
DS 「TOUR DE FRANCE」 / CORGI #510
フランス、夏の風物詩のひとつが自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」。
フランス全土を駆け巡る伝統のロードレースで、大変人気の高いイベントである。今年(2014年)はその101回目のレースで、今年のスタートはイギリスから始まった。レースを見学する人々は何日も前からキャンプなどしながら、それぞれの場所で選手達を応援する。ロードレースはチームレースでもあるので、それぞれのチーム間の駆け引きはF1をもしのぐ。この「ツール・ド・フランス」はスポンサー企業の宣伝の場でもあって、アシスタントカーや宣伝カーはそれぞれ趣向やデザインを凝らしたユニークなモノが多い。これらのモデルは仏のノレブから毎年のようにリリースされて、ミニカーのコレクションとしても大変おもしろいものとなっている。
ここに紹介するモデルは1970年に発売された、「CITROEN DS:TOUR DE FRANCE
TEAM MANAGER'S CAR」CORGI #510である。
モデルはチームマネージャーカーという設定で、シトロエンDSの後ろ半分を改造しデッキのようにしたもの。 リヤデッキにメガホンをもったマネージャーの人形が乗り、自転車のスペアホイールが4本つんである。 運転席にはドライバーの人形が配されている。 ボデーサイドにはチーム名「PARAMOUNT」、ボンネットに「TOUR
DE FRANCE」とフランス国旗がデカールで貼られている。 ルーフのアンテナは経年変化でボロボロになり、プラモデルのランナーをひきのばして加工したものを取り付けた。 ホイールはホットウイールに対抗したコーギー独自のWHIZZWHEELS。 いかにもコーギーらしい魅力的な製品である。 ボックスにはこの時代のコーギーらしいイラストが描かれている。
(MADE IN GREAT BRITAIN)