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 お台場のトヨタ パレットタウン メガウェブ ヒストリーガレージ 1Fにある「ミニカーショップ・グリース」





Column
私のおもちゃ箱から

第63回 わたしのおもちゃ箱から  
1949年 フェラーリ 166MM (IXO/LM1949) 1/43

  ミニカーを買う際に何かと買うための言い訳を探してしまう。今回のミニカーを買った時の理由は、私の生まれた年のものが欲しいと思ったからだ。1949年、日本では道路などのインフラもまだ整備されておらず、乗用車としての本格的なクルマはまだ誕生していなかった。この年、アメリカ・フォードが第二次大戦後はじめての戦後型として、フラッシュサイドボデー(独立したフェンダーの無い)の戦闘機をイメージしフロントグリルをもったモデルを発売。1947年、ヨーロッパではその後自動車の世界に影響を及ぼすブランド「フェラーリ」が誕生した。1948年に登場した「フェラーリ166」は、V12気筒、1995cc、2座のオープンボデーで、当時のF1に参戦し、スポーツカーレースで優勝したクルマとなった。また1949年、「フェラーリ166」は166MM(ミッレミリア)となり、イタリア・ミッレミリア、ルマン24時間、ベルギー・スパ24時間の3つのレースに優勝。 1949年のミニカーを探していた時、最も探しやすかったのが、このルマン24時間レースの優勝車「フェラーリ166MM#22」だった。IXOモデルの1/43サイズ、ルマン24時間レース優勝車シリーズの一台だ。 このレースのメインドライバーは、後にアメリカでフェラーリのディーラー兼レーシングチームのオーナーとして活躍するルイジ・キネッティ。彼は24時間のうち23時間近くもドライビングしてウィナーとなった。 IXOのモデルはシンプルで、いまや貴重となりつつあるダイキャスト製品でもある。「166MM」はART MODELやJOLLY MODELなど多くのモデルバリエーションが発売されているので、ぜひチェックしてほしい。
2018年8月30日


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