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私のおもちゃ箱から

第9回:日野コンテッサ900スプリント(大盛屋チェリカフェ二ックス・1/40)


日野自動車は現在トヨタグループのトラック・バスメーカーなのはご存じのことだろう。日野自動車は戦前から活動してきた歴史あるメーカー(ルーツはいすゞ自動車と共通)だが、1953年フランスのルノー公団と提携してルノー4CVをライセンス生産し乗用車の礎を築いた。私は幼い頃このルノー4CVを白タク(個人でのヤミ営業タクシー)として利用した記憶が残っている。
今回ご紹介するのは、その日野自動車が1963年の東京モーターショーに展示した、『日野コンテッサ900スプリント』。ルノーの流れを汲む「コンテッサ(リヤエンジン・リヤドライブ)」をベースに、当時の売れっ子イタリア人デザイナー、【ジョヴァンニ・ミケロッティ】がデザインしたクーペボデーを載せ、1972年のトリノショーでデビューし、イタリアのデザインコンテストで入賞もしている。日野自動車はこの車をイタリアで生産して、ヨーロッパで販売する計画を立てていましたが、結局実現するには至らなかった。実車は現在でも、八王子の日野オートプラザに展示されていて見ることが出来る。
さて、モデルは現在のダイヤペットの基となっている「大盛屋」チェリカフェ二ックス・シリーズの1台。このシリーズはミニカーの一般的な素材である亜鉛ダイキャストではなく、今では一部のメーカーでしか取り入れられていないアンチモニー素材のもの。成形したアンチモニー・ボデーをメッキ処理後、メッキ表現の部分をマスキングして塗装するという、初めての製法を導入したものでしたが、大量生産には向かないものだった。このスプリントは実車の流麗なスタイリングを良く捉えたもので、スケールは他のメーカーに対抗して少し大きな1/40。リヤエンジンフードやフロントトランクが開閉するアクションを持つのが特徴。7色のカラーバリエーションが存在し、当時の価格で370円。(製品番号PHE−34/1964年9月発売)


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