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第47回：シトロエン ルパン・スペシャルマシーン / ポピー（PB-61）
私の好きなアニメーションの一つは、かつて映画館で本編の間のおまけ（？）でよく見られた「トム アンド ジェリー」。「ルパンⅢ世」のアニメーション自体を特に見ることはなかった。「ルパンⅢ世」に関しては、むしろモンキーパンチの原作の方がお気に入りで、いまでもそれは変わらない。コミックとしての「ルパンⅢ世」は、作者モンキーパンチが描く洗練された、都会的でモノクロのコントラストを生かした描線と、いきいきとしたハードボイルドな展開が魅力的だ。
今回紹介のモデルは1978年にポピー（現バンダイ）がリリースした、シトロエンHバンの「ルパンⅢ世」スペシャルマシーン。当時、TVアニメーション「ルパンⅢ世」の第２シリーズをポピーがスポンサーになっていたことで、TVキャラクターシリーズの一つとして登場させた。ダイキャストベースにプラスティックパーツを組み合わせている。また、よく考えられたギミックが装備されているのが特徴で、後部荷台のルーフを開けるとプラスティックのミサイルが発車できる機関砲があらわれる。シートには軟質プラスティックの「ルパンⅢ世」のフィギュアーが射撃手として座る。色は黒・紺・シルバーが発売されたとあるが、私のものはシルバー（パッケージの写真は黒）。
このシトロエンHバンは今の基準で見てもかなり良い出来だ（全長：１００ｍｍ）。
なぜ、このモデルを買ったか、いまではまるっきり思い出すことが出来ないのだが、たぶん「ルパンⅢ世」への思い入れよりはHバンのモデルということで買ったのではないかと考える。当時の価格は１，８００円だったそうだ。（MADE
IN JAPAN) |
