今回のモデルは、我が家の玄関を飾るSIKU製のバルーンセットのバルーンである。玄関脇の靴箱にフックでつるしている。　ドイツの「SIKU」といえば、日本のトミカやアメリカのホットウィールのようなミニカーを発売しているメーカーとして知られている。そして、このバルーンセットのようなスペシャルシリーズも出している。このバルーンセットはレインボーカラーのバルーンと籠で構成されていて、ガスバーナーもきちんと表現されている。直径170ｍｍ、全体の高さ250ｍｍのプラスティック製品。一緒にメルセデスベンツML（SIKUのスタンダード品と色違い）とカーゴトレーラーが一緒にセットされ、大きなボックスに収められている。国内では2003年にリリースされたもの。このバルーンを見るたび思い浮かぶのが、アメリカのPOPコーラスグループ「フィフス・ディメンション」が歌った「Uｐ,Up　and　Away（ビートでジャンプ）」というポップスである。1967年にシングルレコードが発売され、シングルチャート7位になったヒット曲で、作者はこの後ヒットメーカーとなるジム・ウエッブ。1968年のグラミー賞で、フィフス・ディメンションは最優秀レコード賞などを受賞した。当時、LPレコードを購入したが、ベスト盤のCDも手に入れた。私のバルーンにのって高く高く飛んで行こうといった歌詞と明るい曲調がマッチした、この時代らしいウエストコーストポップスとして大好きな曲のひとつだ。この曲は、後にアメリカの航空会社のCMソングとしても流されていた。カラフルで、サイズも手頃な、ポップテイストなインテリアとしても好ましいコレクションの一つである。